中国がビザ（V）とマスターカード（MA）に対し、銀行カード取引の処理手数料を引き下げるよう要求している。これは、外国人観光客の消費を促進するためだと、金曜のブルームバーグ・ニュースが関係者の話を引用して伝えている。
中国支払清算協会（Payment & Clearing Association of China）は、国際カード決済の手数料を現在の2％から3％に引き下げ、1.5％にすることを提案している。
この提言が採用されれば、中国を訪れる外国人旅行者の出費を抑えることができる。通常、VisaとMastercardが請求する手数料は企業が負担しているが、これらの費用は値上げという形で消費者に転嫁されることが多い。
世界中の規制当局は、VisaとMastercardが取引処理サービスのために企業に課す手数料の制限に取り組んできた。
今年初め、両社はクレジットカードとデビットカードの処理手数料を制限するため、米国史上最も多額の和解に合意した。にもかかわらず、ニューヨークの判事はこの和解案を承認しない可能性を示唆した。この合意は、これらの手数料に関する米国での長年の法的紛争を解決するためのものである。
マスターカードはブルームバーグの取材に対し、中国決済協会（Payment & Clearing Association of China）から提案を受け、国際銀行カードを利用する地元企業の手数料を引き下げるため、パートナーと協力していく意向であることを明らかにした。
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