Roth MKMは、AMD（AMD）株の買い推奨を再確認し、目標株価を180ドルから200ドルに引き上げ、AMDが最近Silo AIを調達したことで、半導体メーカーの市場スタンスが強化されるはずだと指摘している。
「Roth MKMのアナリストはレポートの中で、「AMDがAIソフトウェア会社を最近買収したことは、これまでのいくつかの買収と並んで、オープンソースのAIソフトウェアツールの普及を後押しし、上位のプロプライエタリなAIプラットフォームとの性能差の縮小に貢献する可能性が高いとの見方を示している。
「AMDのソフトウェア機能の強化は、同社のインスティンクトAIプロセッサー・シリーズの市場浸透につながると予想している」とアナリストは続けた。
欧州で最も大規模な独立系AI研究所であるSilo AIは、幅広い分野の製品、サービス、プロセスにAIを組み込むことに長けている。Allianz、Philips、Rolls-Royce、Unileverを顧客に持つSilo AIは、AMDテクノロジーを基盤として活用したPoroとVikingというオープンソースの多言語大規模言語モデル（LLM）の作成で定評がある。
Silo AIは、欧州と北米で200以上のAIプロジェクトに関与しており、現在300人以上のAIスペシャリストを擁している。
ウェルズ・ファーゴのアナリストは、「今回の買収は、AMD内部のAIアプリケーション能力とオープン・エコシステムへのコミットメントをさらに強化するもので、これはAMDが以前に買収したMipsologyとNod.aiに追加されるものだ」と述べた。
ミプソロジーは、AMDが提供する包括的なAIソフトウェア・スイートを強化することを目的としたAIソフトウェアを開発する企業で、これには一連のツール、ライブラリ、モデルが含まれる。一方、Nod.aiは、AMDのAI製品群におけるAIソリューションの展開を促進するために作られたオープンソースソフトウェアを提供している。
ウェルズ・ファーゴはまた、AMD株の目標株価を190ドルから205ドルに引き上げた。
AMDは、この1年間で約12のAI企業への投資に1億2500万ドル以上を割り当てたと表明している。
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