先週は、アルファベット（GOOGL）やテスラ（TSLA）の決算をきっかけにテクノロジーセクターの株価が急落し、大きく変動した。このためウォール街の投資家の間では、テクノロジー株の長期にわたる好調が困難に直面するのではないかという懸念が広がった。
マイクロソフト（MSFT）、アマゾン（AMZN）、メタ（META）、アップル（AAPL）が決算発表を控えており、テクノロジー企業の決算発表時期としては翌週が非常に重要である、とウェドブッシュの金融アナリストは指摘する。
これらの大手テクノロジー企業は、人工知能（AI）への投資拡大や、企業や消費者によるテクノロジーへの旺盛な支出を開示するだろうと予測している。また、こうした要因から、AIで稼ぐ戦略が投資家を説得することになり、金融アナリストは2024年と2025年の企業収益予測を引き上げると予想している。
「先週見られたテクノロジー関連株価の下落は、今後数週間の第2四半期決算期間中に、投資家が幅広いテクノロジー企業の決算や経営陣の発言をより深く理解するようになるため、長くは続かないだろう」と、ウェドブッシュの金融アナリストは述べている。
「今回の下落は、今後数年間に予想されるテクノロジー株の上昇トレンドの始まりであり、終わりではありません。企業、サービス・プロバイダー、政府機関は今後数年間で、AIに総額1兆ドル以上を投資し、AI主導の変革を推進すると推定している。
直近の財務報告で示されたように、アルファベットはAIへの投資を増やしている。ウェドブッシュの金融アナリストは、他の大手テクノロジー企業も同様の発表を行うと予想している。
彼らは、今週と第2四半期決算期間の残り数週間は、テクノロジー企業の株式価値に大きな恩恵をもたらすとの見解を示している。彼らは、2024年上半期に見られた好調な業績を基礎に、通年でさらに15％～20％の価値上昇を予測している。
現在、テクノロジー業界全体の成長に主眼が置かれているため、主要テクノロジー企業は「今週は主導権を握り、投資コミュニティが注視する中、最高の業績を達成しようと努力している」とアナリストは結論づけた。
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