テンセント・ホールディングスは第2四半期に増収となったが、これは主に「ダンジョン＆ファイター・モバイル」の夏のローンチが成功したことによるもので、これにより中国で最も価値のあるハイテク企業は、ゲーム部門における以前の低迷から回復することができた。
4-6月期の売上高は8％増の1,611億元（225億ドル）に達し、予想の1,614億元をわずかに下回った。純利益は476億元に急増し、予想の399億元を上回った。
水曜日、香港市場におけるテンセントの株価は取引終了時に1.27％下落した。
第2四半期報告書の発表により、世界的なゲームパブリッシャーであるテンセントは、ビデオゲーム部門で2四半期連続の減益傾向に歯止めをかけた。この好転は、株式会社ネクソンが開発した「DnFモバイル」が5月に中国で発売されたことが大きく影響している。
また、テンセントのWeChatアプリケーションの普及も同社の収益拡大に一役買っており、広告売上の増加につながったほか、統合機能や短編動画サービスを通じてデジタル商品やオンラインショッピングの取引が促進された。
DnFモバイルは、中国で最も収益性の高いゲームチャートの上位に常にランクインしており、投資家は、テンセントが「Honor of Kings」の永続的な成功のように、このゲームの人気から持続的な利益を得ることを期待している。
同社は、中国におけるゲーム事業の第2四半期の売上高が346億元で、前年同期比9％増、第1四半期の3％増から改善したことを明らかにした。テンセントによると、DnFモバイルの好調な滑り出しに加え、Valorantの売上増がこの業績に大きく貢献した。
「最近当社のゲームポートフォリオに加わったDnF Mobileは、オリジナルの知的財産の数多くのファンを再び取り込み、強力なプレイヤーベースを維持しており、当社の安定した人気主力タイトルの1つになる道を歩んでいる」とテンセントは財務報告書で述べている。
テンセントの海外ゲーム事業からの収入も前年比9％増の139億元となった。
WeChatを運営するテンセントの市場価値は今年27％以上上昇し、ハンセンテック指数が10％下落したのとは対照的である。
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