今日(11日)、亜鉛価格は4.5%下落し、過去13カ月の最安値になった。この下落は、トランプ政権が中国へ2000億円の追加関税を示唆した後に起こった。
記録的な安値は、アグレッシブなトレーダーたちの買い戻しを誘い、下げの勢いを緩和させた。また、他の投資家もさらなるバーゲンセールの機会を窺っている。
JPモルガンのアナリストによると、亜鉛は著しく割安になっているという。同社の第3四半期の資料によると、亜鉛はかなり平均価格を下回っていると指摘した。
週足のRSI(上図)は2015年9月以来、最も売られすぎの状態を示し、日足でもRSIは1年の中でも最も売られすぎていることを表している。今日の安値の2503.00は、心理的にキリがいい2500が意識されて形成された。
もし、また最安値に近付くならば、一度上昇チャートは打ち砕かれるが、さらなる反発があるだろう。MACDもRSIのシグナルに同調する。上昇チャートが打ち砕かれたら、MACDとRSIは数年来の強い買いシグナルを発するだろう。
トレーディング戦略 – ロングエントリー準備
慎重なトレーダーは、トレードを控えるだろう。今回は急落のチャートパターンであり、慎重なトレーダーはトレンドに乗る取引のみがよいだろう。
中位のトレーダーは、小さいロットでトレードしよう。もし明日買い需要が入ったら、再び下降チャネルの下限(上図)の上抜けを目指すだろう。上抜けした時点で、比較的狭い損切幅でストップロスを置き、エントリーしよう。
積極的なトレーダーは、終値で押し下げた時点でエントリーするだろう。
トレードマネジメント
過熱する相場でのエントリーは、投資というよりギャンブルである。本当の投資というのは、リスクを見極めた後の取引にだけ該当する。リスクリワードレシオは最低でも1:3にするべきだろう。
慎重なトレーダー
- トレードを控える
中位のトレーダー
- エントリー: 2,505
- ストップロス: 2,500 損切り幅: $5
- ターゲット: 2,600 利確幅 $100 リスクリワードレシオ: 1:20
積極的なトレーダー
- エントリー: 2,575
- ストップロス: 2,550 損切り幅: $25
- ターゲット: 2,650 利確幅: $75 リスクリワードレシオ: 1:3