[チューリヒ 1日 ロイター] - スイスの銀行大手クレディ・スイスの株主は、1日の臨時株主総会で社外のリスク専門家2人を役員に迎える人事を承認した。アントニオ・オルタオソリオ会長は、戦略見直しを予定通り年内に発表する方針を示した。
オルタオソリオ氏は「障害となっている問題を解決するために絶え間なく努力してきた」とし「戦略的な選択肢の評価で大きく前進した。長期ビジョンと中期計画を年末までに最終決定する予定だ」と述べた。
「取締役会と私はこれらの問題について、トーマス・ゴットシュタイン最高経営責任者(CEO)を中心とする経営陣と緊密に連携して取り組んでいる。同氏は取締役会の全面的な支援を受けている」と説明した。
臨時総会は、元UBS幹部のアクセル・レーマン氏とINGグループの監査・リスク担当幹部フアン・コロンバス氏の役員就任を承認した。レーマン氏はリスク委員会の議長に就任する予定。