日経平均は3日ぶり小幅反落。
15日の米国市場でNYダウは続伸し、382ドル高となった。
9月の小売売上高が市場予想を上回り、主要企業の決算も良好だった。
週明けの日経平均はこうした流れを引き継いで25円高からスタート。
ただ、前週後半の大幅上昇や29000円台回復を受けて売りが出たほか、米長期金利の上昇で値がさ株が軟調となってマイナス転換した。
さほど売りが広がらず下値は堅かったが、中国の7-9月期国内総生産(GDP)成長率が予想をやや下回ったこともあって、小安い水準でもみ合う場面が多かった。
大引けの日経平均は前週末比43.17円安の29025.46円となった。
東証1部の売買高は10億8498万株、売買代金は2兆5295億円だった。
業種別では、医薬品、水産・農林業、食料品が下落率上位だった。
一方、鉱業、石油・石炭製品、非鉄金属が上昇率上位だった。
東証1部の値下がり銘柄は全体の45%、対して値上がり銘柄は51%となった。
個別では、前週末に大幅高となったレーザーテック (T:6920)が一転2%の下落。
ソフトバンクG (T:9984)、SUMCO (T:3436)、ソニーG (T:6758)、キーエンス (T:6861)もさえない。
マネーフォワード (T:3994)やパソナ (T:2168)は決算発表で、マツキヨココ (T:3088)は月次売上発表で大きく売られた。
また、ベイカレント (T:6532)は決算発表による材料出尽くし感からストップ安を付け、監査法人から結論不表明とのレビューを受領したEduLab (T:4427)は売り気配のままストップ安比例配分となった。
一方、11月の生産計画を受けて懸念が後退したトヨタ自 (T:7203)は2%超の上昇。
郵船 (T:9101)、ファーストリテ (T:9983)、東エレク (T:8035)もしっかり。
INPEX (T:1605)は原油高で5%近い上昇となり、東邦鉛 (T:5707)など非鉄金属株の一角も急伸した。
また、三井松島HD (T:1518)が東証1部トップとなり、ミタチ (T:3321)はストップ高を付けた。
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