[パリ 2日 ロイター] - フランスの新型コロナウイルス感染症科学評議会のジャンフランソワ・デルフレシ議長は2日、来年1月末までに同国でオミクロン変異株が主流になる可能性があるとの見方を示した。
議長はBFMテレビに対し、現時点の「本当の敵」はデルタ株だとした上で「次第にオミクロン株が増えて、デルタ株に取って代わるだろう」と発言。来年1月末までにオミクロン株が主流になる可能性があるとの見方を示した。
「人々や政府が非常に慎重になるなら、クリスマスがリスクにさらされることはない」とし、社会的距離の確保、ワクチンのブースター接種(追加接種)が重要な感染予防対策だと改めて指摘した。
保健省は1日、過去24時間の新規感染者が5万人近くに達したと発表した。
集中治療室の患者は1日時点で1886人。同議長はまだピークに達しておらず、昨年秋のピーク時は6000─7000人だったと述べた。