[ワシントン 10日 ロイター] - バイデン米政権は10日、新型コロナウイルスの検査体制を巡り、今月15日から医療保険会社に対し、加入者1人当たり毎月8個の自宅用市販検査キットの費用をカバーすることを義務付けると発表した。
オミクロン変異株の拡大で感染者が急増する中、検査体制を拡充する。
ホワイトハウスの発表によると、医療機関が検査を指示または実施する場合は、自宅検査も含め保険でのカバーが義務付けられる検査の数に上限はない。
バイデン大統領は12月、自宅で利用できる検査キット5億個を無料で配布するとともに、連邦政府の検査施設を増設する計画を発表したが、専門家はこの対応を「少なすぎ遅すぎる」と批判していた。
ホワイトハウスのサキ報道官は10日、国民は月内にオンラインで検査キットを注文できるようになるとの見通しを示した。