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注目すべき3つのポイント:JPMorgan、小売売上高、消費者信頼感

発行済 2022-01-14 06:00
© Reuters

執筆:Dhirendra Tripathi

Investing.com -- 木曜日の株式は方向性がはっきりせず、インフレのペースが鈍化した可能性を性を示すデータが出たにもかかわらず、ハイテク株は下落に転じた。

卸売物価指数は前月0.8%上昇の後、12月には0.2%上昇し、秋にみられたサプライ・チェーンの混乱が緩和されつつあることが確認された。これは、オミクロン株の感染者急増が米国で収束しつつあるのと同様に、価格高騰の最悪期が過ぎたとの考えを抱かせるものであった。

Reutersが調査したアナリストによると、卸売物価は9.7%上昇したが、9.8%という予想を僅かに下回るものであった。

決算シーズンが到来し、来週から本格的に各社が2021年最終四半期の決算発表を行う。Refinitiv社のIBESデータによると、S&P500種指数構成企業の前年比収益成長率は、第4四半期はそれまでの3つの四半期に比べて低下するものの、22.4%と依然として堅調であろうとRuetersは報じている。

金曜日には大手銀行の決算発表が予定されている。月曜日はMartin Luther King Jr. Dayの祝日のため、株式市場は休場となり、米国は3連休となる。

金曜日の市場に影響を与える可能性のある3つのポイントを紹介する。

1. 大手銀行の決算発表

JPMorgan Chase & Co (NYSE:JPM)の決算発表は、金曜日に報告される大手銀行の決算発表の方向性を占うものとなるだろう。Investing.comのデータによると、アナリストは売上298億7000万ドル、第4四半期の1株当たり利益は3ドルを発表するだろうと予想している。企業や個人の借り入れ、経済の健全性について、経営陣の発言に注目が集まる。

2. 小売売上高

Investing.comが集計したアナリスト予想によると、12月の小売売上は11月に前月比0.3%上昇した後、12月は前月比で0.1%減少すると見込まれている。この売上減は年末の休暇シーズンにオミクロン株の感染者が急増したことと、品薄を恐れて秋の早い時期にギフト品の買い物に走ったことが影響しているのかもしれない。尚、小売売上高は米国東部時間午前8時30分に発表される。

3. ミシガン大学消費者信頼感指数

同指数で反映される1月の米国消費者信頼感指数の速報値は、12月の70.6からやや悪化して70になるとみられている。尚、12月の確定値は10年ぶりの低水準となった11月の67.4に続くものだった。

-Investing.comスタッフとReutersの情報を下に当記事を執筆。 

 

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