(この記事は16日に配信しました)
[15日 ロイター] -
(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE
終値 6689.08(+3.82)
前営業日終値 6685.26(+28.58)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX
終値 9092.60(‐132.50)
前営業日終値 9225.10(+26.22)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI
終値 4174.36(‐31.07)
前営業日終値 4205.43(+10.64)
<ロンドン株式市場> FT100種総合株価指数 .FTSE が3.82ポイント(0
.06%)高の6689.08とほぼ横ばいで取引を終えた。ウクライナ軍が越境してき
たロシア側部隊を攻撃したとの報道を受けて終盤にかけて売りが集中し、それまでの株価
上昇を打ち消した。
ウクライナのポロシェンコ大統領は15日、英国のキャメロン首相に対し、夜間に領
内に入ったロシアの装甲兵員輸送車の「主要」部分をウクライナ軍が破壊したと伝えた。
ここ1週間みられた株価上昇の利益を確定しようと、売りに出る投資家もいた。
ただ、主要な欧州市場と比べてロンドン市場の売り集中は限定的だった。CMCマー
ケッツのアナリスト、ジャスパー・ロウラー氏はFT100種への打撃が比較的小さかっ
た理由について「ロシアとの貿易という意味では、欧州市場の方が関わりが大きい」と分
析する。
こうした中、英豪系資源大手BHPビリトン BHP.L は1.2%上昇した。 アルミニ
ウム、マンガン、ニッケル事業などのスピンオフ(分離・独立)を検討していると発表し
たことが好感された。
<欧州株式市場> 反落して取引を終えた。ウクライナ軍が越境してきたロシア軍車
両を攻撃したとの報道が不安視された。ロシアとの取引が多いドイツ企業の株が大きく売
られ、ドイツのクセトラDAX指数 .GDAXI は1.44%安となった。
FTSEユーロファースト300種指数 .FTEU3 は6.04ポイント(0.45%)
安の1323.10で取引を終えた。DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は2
4.64ポイント(0.81%)安の3033.52だった。
取引時間のほとんどで、株価は上げ基調だった。米国やユーロ圏で軟調な経済指標が
続いていることから、超緩和的な金融政策が続くとの観測が支援材料となった。しかし終
盤にかけて、ウクライナ軍によるロシア部隊への攻撃が伝えられ、相場は急転した。
こうした中、鉱業株は小幅上昇となった。商品価格の下落に直面する鉱業関連の企業
はここ数年、資産売却によって利益をねん出しており、良い投資対象となっている。英豪
系資源大手BHPビリトン BHP.L は低採算事業のスピンオフ(分離・独立)を検討して
いると発表したことが好感され、株価は1.2%上昇した。同業のリオ・ティントX> RIO.L も0.9%値上がりした。
[15日 ロイター] -
(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE
終値 6689.08(+3.82)
前営業日終値 6685.26(+28.58)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX
終値 9092.60(‐132.50)
前営業日終値 9225.10(+26.22)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI
終値 4174.36(‐31.07)
前営業日終値 4205.43(+10.64)
<ロンドン株式市場> FT100種総合株価指数 .FTSE が3.82ポイント(0
.06%)高の6689.08とほぼ横ばいで取引を終えた。ウクライナ軍が越境してき
たロシア側部隊を攻撃したとの報道を受けて終盤にかけて売りが集中し、それまでの株価
上昇を打ち消した。
ウクライナのポロシェンコ大統領は15日、英国のキャメロン首相に対し、夜間に領
内に入ったロシアの装甲兵員輸送車の「主要」部分をウクライナ軍が破壊したと伝えた。
ここ1週間みられた株価上昇の利益を確定しようと、売りに出る投資家もいた。
ただ、主要な欧州市場と比べてロンドン市場の売り集中は限定的だった。CMCマー
ケッツのアナリスト、ジャスパー・ロウラー氏はFT100種への打撃が比較的小さかっ
た理由について「ロシアとの貿易という意味では、欧州市場の方が関わりが大きい」と分
析する。
こうした中、英豪系資源大手BHPビリトン BHP.L は1.2%上昇した。 アルミニ
ウム、マンガン、ニッケル事業などのスピンオフ(分離・独立)を検討していると発表し
たことが好感された。
<欧州株式市場> 反落して取引を終えた。ウクライナ軍が越境してきたロシア軍車
両を攻撃したとの報道が不安視された。ロシアとの取引が多いドイツ企業の株が大きく売
られ、ドイツのクセトラDAX指数 .GDAXI は1.44%安となった。
FTSEユーロファースト300種指数 .FTEU3 は6.04ポイント(0.45%)
安の1323.10で取引を終えた。DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は2
4.64ポイント(0.81%)安の3033.52だった。
取引時間のほとんどで、株価は上げ基調だった。米国やユーロ圏で軟調な経済指標が
続いていることから、超緩和的な金融政策が続くとの観測が支援材料となった。しかし終
盤にかけて、ウクライナ軍によるロシア部隊への攻撃が伝えられ、相場は急転した。
こうした中、鉱業株は小幅上昇となった。商品価格の下落に直面する鉱業関連の企業
はここ数年、資産売却によって利益をねん出しており、良い投資対象となっている。英豪
系資源大手BHPビリトン BHP.L は低採算事業のスピンオフ(分離・独立)を検討して
いると発表したことが好感され、株価は1.2%上昇した。同業のリオ・ティント