［東京 ２７日 ロイター］ -
日経平均 .N225
終値 15534.82 +13.60
寄り付き 15556.56
安値／高値 15465.99─15588.22
ＴＯＰＩＸ .TOPX
終値 1285.92 +0.91
寄り付き 1286.73
安値／高値 1280.55─1291.8
東証出来高(万株) 205155
東証売買代金(億円) 16235.93
東京株式市場で日経平均は小反発となった。前日の米国株が堅調だったことを受け朝方は
買い先行で始まったが、ドル／円 JPY=EBS での円安基調が一服したことなどを背景に主
力株の一角で軟調な値動きがみられた。またドルが一時１０４円を割れると先物主導で売
られ、日経平均は取引時間中としては８月２０日以来、５営業日ぶりに１万５５００円を
下回る局面もあった。
前日の米国株市場は主要３指数がそろって続伸。Ｓ＆Ｐ総合５００種 .SPX は初の２
０００ポイント乗せとなった。７月の米耐久財受注も過去最大の伸び率を記録するなど、
米経済の回復基調を印象付ける形となった。こうした流れが市場心理に好影響を及ぼし、
日経平均は寄り付きで小反発。買い一巡後は伸び悩み、方向感のない地合いが続いた。
こうした中でドル／円が一時１０４円を割れると先物主導で売られ、日経平均はマイ
ナス圏に転じた。しかし、大引けにかけては買い戻しの動きもみられ、前日終値の水準を
回復。１万５５００円台を維持してきょうの取引を終えた。
東証１部の売買代金は１兆６２３５億円と、この日も商いは低水準となった。国内で
は手がかり材料難が続く中で、今後の内閣改造への動きや秋以降の経済施策の中身に対す
る市場の注目が高まりつつある。
中でも自民党の石破幹事長の処遇をめぐり、政権与党内に不協和音が生じれば、海外
投資家を中心に今後の成長戦略や経済施策の実現に対する懸念が広がるのではとの見方も
広がりつつある。もっとも、市場からは「米国株に高値警戒感が出つつある中で、日本国
内の政治情勢は利益確定売りの契機となりやすい。ただ積極的に売るという感じにはなら
ず、下がれば買い戻しが入りやすい状況であることも確かだ」（ばんせい証券ストラテジ
ストの廣重勝彦氏）との声が出ている。
東証１部の出来高上位には熊谷組 1861.T 、鉄建 1815.T など建設株が目立った。一
方で、中小型株の物色展開も継続しており、東証２部総合 .TSI2 は年初来高値を更新し
た。
個別銘柄では、２６日に自社株買いの実施を発表したアイスタイル 3660.T が一時ス
トップ高。２０２０年３月期を最終年度とする中期経営計画で、自己資本利益率（ＲＯＥ
）を１０％などとする目標を設定すると報じられた川崎汽船 9107.T も上昇した。
また、フマキラー 4998.T は１月１０日の年初来高値３３１円を一時更新。国内でデ
ング熱に感染したとみられる症例を確認したと厚生労働省が発表し、思惑視された。終値
は前日比２５円高の３２７円。
東証１部騰落数は、値上がり９４６銘柄に対し、値下がりが６９７銘柄、変わらずが
１７０銘柄だった。
(長田善行)
((※ yoshiyuki.osada@thomsonreuters.com; 06-6228-0696; Reuters Messaging:
yoshiyuki.osada.reuters.com@reuters.net))
(( 株式関連指標の索引ページ（日本語表示） JPN/EQ
株式関連指標の索引ページ（英語表示） JPEQUITY01
東証第１部出来高上位３０傑 .AV.T
東証第１部売買代金上位３０傑 .AM.T
東証第１部値上がり率上位３０傑 .PG.T
東証第１部値下がり率上位３０傑 .PL.T
東証第１部値上がり幅上位３０傑 .NG.T
東証第１部値下がり幅上位３０傑 .NL.T
ジャスダック出来高上位３０傑 .AVJ.T
ジャスダック売買代金上位３０傑 .AMJ.T
ジャスダック値上がり率上位３０傑 .PGJ.T
ジャスダック値下がり率上位３０傑 .PLJ.T
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日経平均株価 .N225
ＴＯＰＩＸ（東証株価指数） .TOPX
ＴＯＰＩＸ ＣＯＲＥ３０ .TOPXC
ＪＰＸ日経インデックス４００ .JPXNK400
日経ジャスダック平均株価 .NOTC
東証マザーズ指数 .MTHR
日経２２５先物 0#JNI:
ＳＧＸ日経２２５先物 0#SSI:
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安値／高値 1280.55─1291.8
東証出来高(万株) 205155
東証売買代金(億円) 16235.93
東京株式市場で日経平均は小反発となった。前日の米国株が堅調だったことを受け朝方は
買い先行で始まったが、ドル／円 JPY=EBS での円安基調が一服したことなどを背景に主
力株の一角で軟調な値動きがみられた。またドルが一時１０４円を割れると先物主導で売
られ、日経平均は取引時間中としては８月２０日以来、５営業日ぶりに１万５５００円を
下回る局面もあった。
前日の米国株市場は主要３指数がそろって続伸。Ｓ＆Ｐ総合５００種 .SPX は初の２
０００ポイント乗せとなった。７月の米耐久財受注も過去最大の伸び率を記録するなど、
米経済の回復基調を印象付ける形となった。こうした流れが市場心理に好影響を及ぼし、
日経平均は寄り付きで小反発。買い一巡後は伸び悩み、方向感のない地合いが続いた。
こうした中でドル／円が一時１０４円を割れると先物主導で売られ、日経平均はマイ
ナス圏に転じた。しかし、大引けにかけては買い戻しの動きもみられ、前日終値の水準を
回復。１万５５００円台を維持してきょうの取引を終えた。
東証１部の売買代金は１兆６２３５億円と、この日も商いは低水準となった。国内で
は手がかり材料難が続く中で、今後の内閣改造への動きや秋以降の経済施策の中身に対す
る市場の注目が高まりつつある。
中でも自民党の石破幹事長の処遇をめぐり、政権与党内に不協和音が生じれば、海外
投資家を中心に今後の成長戦略や経済施策の実現に対する懸念が広がるのではとの見方も
広がりつつある。もっとも、市場からは「米国株に高値警戒感が出つつある中で、日本国
内の政治情勢は利益確定売りの契機となりやすい。ただ積極的に売るという感じにはなら
ず、下がれば買い戻しが入りやすい状況であることも確かだ」（ばんせい証券ストラテジ
ストの廣重勝彦氏）との声が出ている。
東証１部の出来高上位には熊谷組 1861.T 、鉄建 1815.T など建設株が目立った。一
方で、中小型株の物色展開も継続しており、東証２部総合 .TSI2 は年初来高値を更新し
た。
個別銘柄では、２６日に自社株買いの実施を発表したアイスタイル 3660.T が一時ス
トップ高。２０２０年３月期を最終年度とする中期経営計画で、自己資本利益率（ＲＯＥ
）を１０％などとする目標を設定すると報じられた川崎汽船 9107.T も上昇した。
また、フマキラー 4998.T は１月１０日の年初来高値３３１円を一時更新。国内でデ
ング熱に感染したとみられる症例を確認したと厚生労働省が発表し、思惑視された。終値
は前日比２５円高の３２７円。
東証１部騰落数は、値上がり９４６銘柄に対し、値下がりが６９７銘柄、変わらずが
１７０銘柄だった。
(長田善行)
((※ yoshiyuki.osada@thomsonreuters.com; 06-6228-0696; Reuters Messaging:
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