[アムステルダム 20日 ロイター] - オランダの半導体製造装置メーカー、ASMLホールディングが20日発表した第1・四半期決算は、売上高が35億ユーロ(38億ドル)、純利益が6億9500万ユーロと、いずれも予想をわずかに上回った。
世界的な半導体不足を背景に顧客が生産能力を増強しており、受注は堅調に推移していると説明した。
リフィニティブのデータによると、アナリスト予想は売上高が34億4000万ユーロ、純利益は6億2100万ユーロだった。
ASMLは1月時点では第1・四半期の売上高を33億─35億ユーロと予想していた。
第2・四半期の売上高見通しは51億─53億ユーロとし、通期の売上高の伸びは20%の予想を据え置いた。第1・四半期の純受注高は70億ユーロだった。
ロジャー・ダッセン最高財務責任者(CFO)は、労働力、輸送、エネルギーなどのコスト上昇により、通年の粗利益率は1月に予想した53%よりも52%に近くなる可能性があると述べた。