[東京 28日 ロイター] - 日経平均 .N225
前場終値 15271.95 -116.77 寄り付き 15363.28 安値/高値 15263.36─15374.46
東証出来高(万株) 96673 東証売買代金(億円) 8398.90
前場の東京株式市場で日経平均は反落。下げ幅は100円を超えた。前日の米国株市 場がほぼ横ばい、円相場も小動きで手がかり材料が乏しい中、28―29日の米連邦公開 市場委員会(FOMC)を前に利益確定売りが優勢となった。きょう午前、参議院財政金 融委員会に出席した日銀の黒田総裁、岩田副総裁の発言をきっかけに先物売りが出て、前 引けにかけて下げ幅が拡大した。
FOMCを前にポジションを傾けにくく、主要な投資家は積極的な売買を手控えてい る。27日に9月中間期予想を上方修正した村田製作所 6981.T が下落するなど、良好な 企業業績に対する反応の鈍さも投資家心理を冷ました。前場後半に黒田日銀総裁が、消費 再増税を先送りし財政の信認が失われれば対応が極めて困難になる可能性を指摘したほか 、岩田規久男副総裁が2%の物価目標の達成時期について「電車の時刻表のようにはきち んとできない」と述べたことなどが伝わると、先物主導で下げ幅を広げた。 市場では「リバウンド後の調整局面であり、利益確定売りが出やすい。FOMCの結 果次第で方向性がはっきりしそうだが、好業績でも株価の反応が鈍いのは気がかり」(証 券ジャパン調査情報部長の大谷正之氏)との声が出ていた。
個別銘柄では、キヤノン 7751.T が反落。27日にデジタルカメラの不振などで20 14年12月期の連結売上高予想を下方修正したことが嫌気された。半面、武田薬品工業 4502.T は堅調。糖尿病治療薬「アクトス」に関する訴訟で米ルイジアナ州の連邦地方裁 判所が懲罰的損害賠償を大幅に減額する決定を下したことが材料視された。
東証1部の騰落数は、値上がり487銘柄に対し、値下がりが1183銘柄、変わら ずが156銘柄だった。
(河口浩一) ((※ Koichi.Kawaguchi@thomsonreuters.com; 03-5641-1624; Reuters Messaging: koichi.kawaguchi.thomsonreuters.com@reuters.net))
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