[東京 31日 ロイター] - 日経平均 .N225 前場終値 15921.26 +263.06 寄り付き 15817.14 安値/高値 15817.14─15938.69
東証出来高(万株) 114736 東証売買代金(億円) 11792.89
前場の東京株式市場で日経平均は大幅に3日続伸。前日の米国株高やドル高/円安の進行 を受け買い優勢で始まり、一時前日比で約280円値上がりした。年金積立金管理運用独 立行政法人(GPIF)関連報道も支援材料となり、1万5900円を回復。取引時間中 としては10月6日以来の高値水準を付けた。
複数の政府筋によると、塩崎恭久厚生労働相はきょう、GPIFの運用改革案を認可 する見通し。資産規模127兆円のGPIFの運用は、これまで国債に偏っていたが、大 幅に改めて国内外の株式などでの分散投資に乗り出す。国内株は今の12%から25%へ と大幅に増やす方針。外国株も現在は12%が基本だが、同様に割合を増やす方向として いる。
海外株式などの比率引き上げをめぐり、円安効果への期待感が指数の押し上げ要因と なったという。前日の米株高など外部要因も買い手掛かり材料となり、東証33業種のう ちガラス・土石を除く32業種が上昇。精密機器などが堅調な値動きをみせた。9月以降 、軟調に推移していた「メガバンクや証券、不動産などのセクターが、ここに来て戻して きていることも市場心理の改善につながっている」(岡三証券・大場敬史シニアストラテ ジスト)との指摘も出ている。
寄り付き前に発表された国内の経済指標は総じて市場予想の範囲内にとどまり、指数 への影響は限られた。きょうは3連休前であるほか、大引け後に日銀の「経済・物価情勢 の展望(展望リポート)」の公表や、黒田日銀総裁の会見が予定されていることから、買 い一巡後は高値圏でもみあう形となった。
個別銘柄ではアンリツ 6754.T が大幅高。30日に自社株買いを実施すると発表し、 材料視された。堅調な業績見通しを発表した京セラ 6971.T も買われた。半面、キリンホ ールディングス 2503.T は小安い。2014年12月期の連結営業利益計画を下方修正し 、やや嫌気されている。
東証1部の騰落数は、値上がり1483銘柄に対し、値下がりが265銘柄、変わら ずが83銘柄だった。
(長田善行) ((※ yoshiyuki.osada@thomsonreuters.com; 06-6228-0696; Reuters Messaging: yoshiyuki.osada.reuters.com@reuters.net))
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ジャスダック出来高上位30傑 .AVJ.T ジャスダック売買代金上位30傑 .AMJ.T
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