[26日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ベゾス氏は、イーロン・マスク氏によるツイッター買収について、米電気自動車(EV)大手テスラにとって中国事業の複雑さが増すとの認識を示した。
米ソーシャル・メディア・プラットフォームのツイッターは中国で利用できないが、テスラの最高経営責任者(CEO)を務めるマスク氏は中国で大きな利益を得ている。
テスラは生産と販売で中国に大きく依存しているため、今回の買収がツイッターの中国コンテンツ指針にどのような意味を持つか注目されている。
自らを「言論の自由絶対主義者」と呼び、ツイッターのコンテンツ穏健化指針を批判してきたマスク氏は25日、同社買収で合意した。
ベゾス氏は25日夜、「中国政府は町の広場に対してちょっとした影響力を得ただけなのか」とツイート。その後に「この質問に対する私自身の答えは、おそらくそうではない。この点でより可能性が高い結末は、ツイッターでの検閲よりも、テスラにとっての中国での複雑さだ」と投稿した。
中国外務省は26日、政府がツイッターのコンテンツに影響を与えるためテスラに対する影響力を行使しようとするという憶測について、根拠がないと退けた。