[東京 13日 ロイター] - 日経平均 .N225 終値 17392.79 +195.74 寄り付き 17192.00 安値/高値 17099.95─17400.77
TOPIX .TOPX 終値 1389.51 +12.46 寄り付き 1376.01 安値/高値 1370.16─1390.29
東証出来高(万株) 246788 東証売買代金(億円) 25665.36
東京株式市場で日経平均は3日続伸。消費増税や衆院解散に関する要人発言に敏感に反応 する地合いが続き、増税先送りの思惑から先物主導で後場一段高となった。日銀のETF 買い入れ政策を背景に、日本株には買い安心感があるという。もっとも朝方には売り優勢 で始まるなど短期的な過熱感を意識する投資家も多い。
後場寄り付き前に一部報道で、自民党の大島理森前副総裁が記者団に対し、衆院解散 について「いよいよ安倍晋三首相も決断し、信を問うことが決定したとみていいのではな いか」と述べたと伝わった。 これを受け、市場では消費再増税が先送りされ、国内景気の改善につながるとの思惑 が広がり、株価は一段高となった。「要人発言をきっかけに先物市場に短期筋による仕掛 け的な買いが入ったのではないか」(国内証券)という。
半面、高値警戒感も依然くすぶっている。前日に年初来高値を更新したソニー<6758. T>が反落したほか、コマツ 6301.T や三井不 8801.T など主力株の一角がさえない。 市場では「前日と同様に25日移動平均線(1万5820円40銭=13日)とのか い離率がプラス10%に接近すると売りが出てくる」(大手証券)との声があった。終値 での日経平均と25日線とのプラスかい離率は9.94%となった。
松井証券・シニアマーケットアナリストの窪田朋一郎氏は「前日は値下がり銘柄数が 多かったが、きょうは個別銘柄に物色の広がりがみられる。日銀の買い支えを背景に、年 内いっぱいは株高基調が続くだろう。ただ、消費再増税に絡み、事前に追加緩和に踏み切 った日銀と衆院解散を視野に入れる政府とで不協和音が感じられ、今後、注視する必要が ある」と述べた。
個別銘柄では、タカタ 7312.T が後場に入り上げ幅を縮小した。ホンダ 7267.T が1 3日、タカタ製の運転席側のエアバッグの不具合により、世界で17万台をリコール(無 償の回収・修理)すると発表。同時に今年7月にマレーシアで1人死亡の交通事故が発生 したことを明らかにしており、警戒感が強まった。ホンダによれば事故原因がエアバッグ の破片によるものかどうかは現在解析中としている。
東証1部騰落数は、値上がり1297銘柄に対し、値下がりが433銘柄、変わらず が103銘柄だった。
(杉山容俊) ((※ hirotoshi.sugiyama@thomsonreuters.com; 03-6441-1085; Reuters Messaging: hirotoshi.sugiyama.reuters.com@reuters.net))
(( 株式関連指標の索引ページ(日本語表示) JPN/EQ 株式関連指標の索引ページ(英語表示) JPEQUITY01
東証第1部出来高上位30傑 .AV.T 東証第1部売買代金上位30傑 .AM.T
東証第1部値上がり率上位30傑 .PG.T 東証第1部値下がり率上位30傑 .PL.T 東証第1部値上がり幅上位30傑 .NG.T 東証第1部値下がり幅上位30傑 .NL.T
ジャスダック出来高上位30傑 .AVJ.T ジャスダック売買代金上位30傑 .AMJ.T
ジャスダック値上がり率上位30傑 .PGJ.T ジャスダック値下がり率上位30傑 .PLJ.T ジャスダック値上がり幅上位30傑 .NGJ.T ジャスダック値下がり幅上位30傑 .NLJ.T
日経平均株価 .N225 TOPIX(東証株価指数) .TOPX TOPIX CORE30 .TOPXC JPX日経インデックス400 .JPXNK400 日経ジャスダック平均株価 .NOTC 東証マザーズ指数 .MTHR 日経225先物 0#JNI: SGX日経225先物 0#SSI: TOPIX先物 0#JTI: 日経225オプション 0#JNI*.OS
東証・大証株券オプションのメニューページ JP/STOCKOP01 ))