［東京 ２５日 ロイター］ - 日経平均 .N225
前場終値 17424.13 +66.62 寄り付き 17490.39 安値／高値 17385.63─17490.39
東証出来高(万株) 122896 東証売買代金(億円) 12359.18
前場の東京株式市場で日経平均は続伸した。グローバルな緩和環境の継続期待や国内 連休中の米国株高を好感して買いが先行。良好な需給も投資家心理を強気にさせたが、寄 り付きの１３２円高が前場の高値となった。日経平均は節目の１万７５００円に接近する と戻り売りや利益確定売りも多く、次第に伸び悩む展開となった。
前週末に中国人民銀行（中央銀行）が２年ぶりの利下げを実施したほか、ドラギ欧州 中央銀行（ＥＣＢ）総裁が追加緩和期待を高める発言をしたことで、グローバルな緩和環 境の継続期待が高まっている。年末商戦に向け米国景気の回復が加速するとの思惑もあり 、自動車、電機などの輸出株の上昇が目立つ。市場では「短期的な過熱感が残り上値は重 くなっているが、先高期待は強い。海外勢は衆院選の世論調査を見極めようとしている。 安定政権の継続が見込める状況になれば積極的に買いを入れてくるだろう」（岡三オンラ イン証券チーフストラテジストの伊藤嘉洋氏）との声が出ていた。
個別銘柄では、日本通運 9062.T が続伸。２１日に自己保有株を除く発行済株式総数 の３．９０％にあたる４０００万株、取得総額１５０億円を上限とする自社株買いを発表 し材料視された。半面、サックスバー ホールディングス 9990.T が反落。２１日、３０ ０万株の売り出しを発表、当面の需給悪化を懸念した売りが出た。
東証１部の騰落数は、値上がり１１４５銘柄に対し、値下がりが５５１銘柄、変わら ずが１３８銘柄だった。
(河口浩一) ((※ Koichi.Kawaguchi@thomsonreuters.com; 03-5641-1624; Reuters Messaging: koichi.kawaguchi.thomsonreuters.com@reuters.net))
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