■直近3日間の急落過程だけで74%安、ひとまず自律反発
日医工<4541>(東証プライム)は5月17日、7日ぶりに反発し、午前9時30分過ぎには21%高の301円(53円高)まで上げて急激な切り返しとなっている。連日の急落を受け、16日に制限値幅の拡大という臨時措置が発動され、これによって直近まで市場に出ていた売り注文の大半は消化されたとの見方が出ている。ひとまずは自律反発に転じたようだ。
日医工を巡っては、5月12日に「私的整理を検討」(日本経済新聞夕刊)などと伝えられ、会社側は13日に事業再生ADRの申請を発表した。株価は直近3日間の急落過程だけで74%安(12日終値から16日安値まで計576円安)となっていたが、16日は制限値幅の拡大という臨時措置が発動された。買い注文が現れる水準まで気配値が下がれば値がつき、価格形成が促がされるとともに、売り注文の消化も促進されるという。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)