［東京 ２７日 ロイター］ - 日経平均 .N225 終値 17248.5 -135.08 寄り付き 17310.49 安値／高値 17212.48─17346.85
ＴＯＰＩＸ .TOPX 終値 1391.9 -14.50 寄り付き 1401.62 安値／高値 1390.6─1403.9
東証出来高(万株) 205701 東証売買代金(億円) 21444.79
東京株式市場で日経平均は続落。ドル１１７円台前半と為替市場での円安一服感が重しと なった。米休場を前に商いが盛り上がりに欠けるなか、後場には先物主導で売られ、日経 平均は一時１７１円安となった。もっとも日銀によるＥＴＦ（上場投資信託）買い入れ期 待などが相場を支える構図は変わらず、下値は限定的だった。
日経平均は２１日以降、陽線と陰線が交互に並ぶ鯨幕相場となっており、方向感に欠 ける展開が続いている。国内に手掛かり材料が乏しいうえ、きょうの米国市場が感謝祭で 休場となり、海外投資家の動きが鈍いという。東証１部の売買代金は活況の目安とされる ２兆円を超えたものの、１１月１０日以来２週間半ぶりの低水準だった。
市場では「円高に伴う先物市場へのポジション調整売りにより、後場に日経平均が下 がる場面はあったが、日銀の買い支えで大きな値幅調整ができず、過熱感がなかなか冷め ない。先高観は根強いものの、当面は高値圏での日柄調整が必要」（松井証券シニアマー ケットアナリストの窪田朋一郎氏）との声が出ていた。
主力株がさえないなか、東証２部総合 .TSI2 や日経ジャスダック平均が年初来高値 を更新するなど、前日に続き中小型株への物色がみられた。ただ後場に日経平均が軟化す ると東証マザーズ指数などが下げに転じ、中小型株や新興株にも利益確定売りが広がった 。
個別銘柄では、ヤクルト本社 2267.T が大幅安。２６日、仏食品大手ダノン
東証１部騰落数は、値上がり４１４銘柄に対し、値下がりが１３０９銘柄、変わらず が１１３銘柄だった。
(杉山容俊) ((※ hirotoshi.sugiyama@thomsonreuters.com; 03-6441-1085; Reuters Messaging: hirotoshi.sugiyama.reuters.com@reuters.net))
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