[東京 28日 ロイター] - 日経平均 .N225 前場終値 17406.89 +158.39 寄り付き 17340.16 安値/高値 17330.84─17439.33
東証出来高(万株) 106989 東証売買代金(億円) 9350.24
前場の東京株式市場で日経平均は3日ぶりに反発した。寄り付き前に発表された10月鉱 工業生産指数速報など国内経済指標が好感され、主力株は総じて買い優勢。前日比で一時 190円高となった。また石油輸出国機構(OPEC)が減産を見送り、原油先物価格が 下落したことで、空運、海運、ゴム製品などの関連銘柄が物色された。
前日の米国株式市場は感謝祭で休場。今晩は短縮取引となる。27日にはOPECが ウィーンで開いた総会で、日量3000万バレルとする現行の生産枠を維持することで合 意。これを受け北海ブレント原油先物 LCOc1 、米原油先物 CLc1 は下落した。
東京市場では前日から海外投資家が少ない状況となるなかで、寄り付き前に総務省が 10月の全国消費者物価指数を公表。生鮮食品を除くコアCPIは前年比で2.9%上昇 し、9月と比べプラス幅が0.1ポイント縮小した。日銀の試算によると、消費税の影響 を除いた上昇率は0.9%となり、昨年10月以来1年ぶりに1%を割りこんだが、市場 ではほぼ想定通りと受け止められた。
一方、経済産業省が発表した10月鉱工業生産指数速報は前月比0.2%上昇。ロイ ターの事前予測調査では0.6%低下と予想されていたが、発表数値は予想を上回った。 国内景気の先行き懸念がやや和らいだととらえられ、寄り付き後から指数は堅調に推移し た。
ただ前引け時点の騰落レシオ(東証1部、25日平均)は132.8%と依然、高水 準となっており、過熱感が意識されているほか、週末であることも重なり、利益確定売り に押され上値は限られた。市場では「自国の材料で上げたことは好感できる。だが、まだ スピード調整の局面が続いている。週明けの海外市場を見極めたいところだ」(エース経 済研究所・子幡健二社長)との声が出ている。
個別銘柄ではアイシン精機 7259.T が反発。28日付の日本経済新聞朝刊が、同社と デンソー 6902.T がブレーキシステム事業を統合する方針を固めたと報じ、材料視された 。半面、国際石油開発帝石 1605.T 、石油資源開発 1662.T 、出光興産 5019.T など石油 関連株は原油安を嫌気し下落した。 中小型株の物色傾向もみられ、東証2部総合 .TSI2 は前日に続き、年初来高値を更新している。
東証1部の騰落数は、値上がり1303銘柄に対し、値下がりが393銘柄、変わら ずが142銘柄だった。
(長田善行) ((※ yoshiyuki.osada@thomsonreuters.com; 06-6228-0696; Reuters Messaging: yoshiyuki.osada.reuters.com@reuters.net))
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東証第1部出来高上位30傑 .AV.T 東証第1部売買代金上位30傑 .AM.T
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