[東京 8日 ロイター] - 日経平均 .N225 前場終値 17921.29 +0.84 寄り付き 18004.66 安値/高値 17869.74─18030.83
東証出来高(万株) 111449 東証売買代金(億円) 11726.70
前場の東京株式市場で日経平均は小幅高。外為市場でドル121円台まで円安が進行した ことなどが支援材料となり、主力輸出株は総じて買い優勢。日経平均は7年4カ月半ぶり に1万8000円を一時回復した。節目回復後、指数は先物主導の荒い動きとなり50円 安まで売られる場面があったものの、日本株の良好な需給を背景に持ち直し、前営業日終 値近辺で午前の取引を終えた。
5日発表の米11月雇用統計は非農業部門の雇用者数が32万1000人の増加。予 想の23万人増を大きく上回り、12年1月以来、約3年ぶりの大幅な伸びとなったこと を受け、外為市場では急速にドル高/円安が進行した。一方、きょうの寄り付き前には内 閣府が2014年7─9月期実質国内総生産(GDP)2次速報値を発表。前期比マイナ ス0.5%(1次速報値マイナス0.4%)、年率換算ではマイナス1.9%(同マイナ ス1.6%)と1次速報値から下方改定となり、市場予想を下回った。
朝方の東京市場では円安を手掛かりに自動車株などが買われ、トヨタ自動車は<7203. T>は7日続伸。寄り付き後に日経平均は連日の年初来高値更新となったが、高寄り後に伸 び悩んだ。GDP2次速報の下方改定が一部でネガティブ・サプライズとして受け止めら れたほか、「1万8000円回復の達成感が出た後で、短期筋が売りに動いたようだ」( 国内証券)との声も出た。TOPIXは前週末比0.04%高で前引けとなった。
高木証券の勇崎聡投資情報部長は「10月の鉱工業生産が強い数字となっていたこと もあり、GDPが徐々に悪くなるというイメージにはなりにくい」と指摘。円安による主 力輸出企業の業績上振れ期待感に加え、日銀のETF(上場投資信託)買いなどを背景と した良好な需給が相場を下支えするとの見方を示している。
個別銘柄ではフェイス 4295.T が大幅高。5日に自己保有株を除く発行済み株式総数 の6.14%に当たる70万株、取得総額7億円を上限とする自社株買いを実施すると発 表し、材料視された。半面、ニッセンホールディングス 8248.T が軟調。5日、14年1 2月期の連結業績予想で、営業損失が拡大する見通しだと発表し嫌気された。
東証1部の騰落数は、値上がり803銘柄に対し、値下がりが855銘柄、変わらず が190銘柄だった。
(長田善行) ((※ yoshiyuki.osada@thomsonreuters.com; 06-6228-0696; Reuters Messaging: yoshiyuki.osada.reuters.com@reuters.net))
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