[チューリヒ 27日 ロイター] - スイス連邦公衆衛生局は27日、米バイオ医薬品モデルナの新型コロナウイルスワクチンで期限切れの62万回分以上を廃棄すると発表した。ワクチン需要が急減した。
衛生局広報担当者は「意識的に必要量を上回る調達をしていた」と認めた。公共放送RTSの廃棄の報道を確認した。
スイスの人口は約870万人。今年分としてコロナワクチン計3400万回分を確保し、今年2月、低所得国に最大1500万回分の余剰分を年央までに寄付すると表明していた。
スイスでは人口の7割超がコロナワクチンを少なくとも1回接種。感染予防のための規制措置は既に解除している。