[東京 11日 ロイター] - 日経平均 .N225 前場終値 17247.61 -164.97 寄り付き 17180.49 安値/高値 17043.63─17289.73
東証出来高(万株) 123097 東証売買代金(億円) 13053.60
前場の東京株式市場で日経平均は3日続落となった。前日の米国株安や円に対するドルの 下落を受け、朝方から主力輸出株を中心に売りが先行。一時前日比で350円以上値下が りした。ただ前場中盤でドル/円が円安方向に振れると、指数は下げ幅を縮小。節目の1 万7000円に近付きながらも下げ渋る形となった。TOPIXは0・93%安となり、 取引時間中としては9営業日ぶりに1400ポイントを下回った。
前日の米国株式市場では、主要3指数がそろって1.5%超の下落となった。石油輸 出国 機構(OPEC)が来年の世界の原油需要が10年余ぶりの低水準になると見通し を下方修正し、世界景気への懸念から売りが広がった。日経平均は前日に400円安とな っていたが、外部要因を嫌気しきょうも軟調な滑り出しとなった。
世界的なリスク回避の動きが意識され、日経平均は約3週間ぶりの安値水準となる1 万7043円まで売られたが、その後は徐々に下げ幅を縮小。「長い目で見れば日本株を 売る要因は乏しく、良い買い場だ」(国内投信)と、根強い日本株への先高期待に加え、 ドルが117円台から、一時118円台前半まで円安に振れたことも下支えとなった。
エース経済研究所の子幡健二社長は、足元の米株の動向について「16─17日の米 連邦公開市場委員会(FOMC)でフォワードガイダンスが変わるとの見方が徐々に広が っており、足元では先を読んだ売りが出ている可能性がある」と指摘。原油安については 、先進国経済にはプラスの効果があるとした。さらに米小売売上高が市場予想通りの強い 内容となれば、米株の下落は一服し、これを受けて日本株も「きょう日中の安値を底に、 切り返していくとみている」という。
個別銘柄ではスカイマーク 9204.T が連日の大幅高。同社については前日、財務体質 強化のため、来年1月から2月にかけて第三者割当増資などで投資ファンドから資金調達 する計画が明らかになっており、物色が続いた。半面、合同製鉄 5410.T など関西の電炉 株が軟調。鉄鋼原料の鉄スクラップ価格の下げが関東に比べ関西で先行していると報じら れたことなどで、今後の業績への懸念から敬遠された。
東証1部の騰落数は、値上がり440銘柄に対し、値下がりが1286銘柄、変わら ずが122銘柄だった。
(長田善行) ((※ yoshiyuki.osada@thomsonreuters.com; 06-6228-0696; Reuters Messaging: yoshiyuki.osada.reuters.com@reuters.net))
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