執筆:Yasin Ebrahim
Investing.com -- 米連邦準備制度理事会(FRB)が1994年以来最大の利上げを実施し、米国債利回りが低下したため、ダウは水曜日にハイテク株を含むグロース株に牽引されて急騰した。
ダウ工業株30種平均は1%(303ポイント)、{{14958|ナスダック}は2.5%、{{166|S&P500}は1.5%、それぞれ上昇した。
FRBは政策金利を予想より大きい0.75%引き上げ、パウエル議長は最近のインフレ率の上昇で予想以上に金融引き締めに動かざるを得なかったと認めた。
その後の記者会見でパウエル議長は、利上げを「フロントロード(前倒し)」する必要性があると述べ、需要が減速していることを示すデータが確認されれば、利上げのペースを緩和する可能性が高いことを示唆した。
また利上げの道筋をより険しくし、今年中にさらに175bpの利上げを実施すると予想した。パウエル議長は、7月のFOMC会合でも「50bpまたは75bpの利上げ」が適切であると述べた。
決定までの数日間、上昇していた米国債利回りは急落し、グロース株が反発した。
アップル(NASDAQ:AAPL)、アマゾン(NASDAQ:AMZN)、メタプラットフォーム(NASDAQ:META)、アルファベット(NASDAQ:{{6369|GOOGL})、マイクロソフト(NASDAQ:{252|MSFT}}は大幅高になった。また、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(NASDAQ:AMD)やエヌビディア(NASDAQ:NVDA)を筆頭に半導体銘柄が上昇した。
消費者関連銘柄は、旅行・レジャー関連銘柄に支えられ、直近の下げ幅を取り戻した。
シーザーズ・エンターテインメント・コーポレーション(NASDAQ:CZR)、ノルウェージャン・クルーズライン(NYSE:NCLH)、ペン・ナショナル・ゲーミング(NASDAQ:PENN)は4%以上の上昇となった。
米国内生産が2002年4月以来の高水準に急増したため、米国週次原油在庫が予想外に増加し、エネルギー・セクターが唯一低下となった。
APA(NASDAQ:APA)、エクソンモービル・コープ(NYSE:XOM)、ONEOK Inc(NYSE:OKE )などが約1%下落し、同セクター最大の下落要因になった。