[15日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6498.78(+110.32) 前営業日終値 6388.46(‐153.74)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 10032.61(+215.53) 前営業日終値 9817.08(‐123.92)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 4323.20(+99.96) 前営業日終値 4223.24(‐67.04)
<ロンドン株式市場> FT100種総合株価指数 .FTSE が110.32ポイント (1.73%)高の6498.78と反発して取引を終えた。 スイス国立銀行(中央銀行)がスイスフランの対ユーロ上限を撤廃すると発表したこ とで値下がりする場面もあったが、鉱業やエネルギー関連株が買われたことが支えとなり 、持ち直した。 予想外のスイス銀行の動きを受け、市場では、その他の主要各国の中央銀行も今後、 思わぬ動きに出るのではないかと投資家は頭を悩ませているとの声が聞かれた。 相場が乱高下する中、比較的安全な資産とされる金 XAU= が買われ、金鉱大手のラン ドゴールド ・リソーシス RRS.L は6.4%、金・銀生産のフレスニロ FRES.L は4.8 %値を上げた。 原油価格が約6年ぶりの安値から持ち直したことでエネルギー株も買われた。
<欧州株式市場> 反発して取引を終えた。スイス国立銀行(中央銀行)が、スイス フランの対ユーロ相場の上限を廃止すると発表したことを受け、同国の主要株式指数SM I .SSMI は輸出への影響懸念などから8.67%低下し、少なくともここ25年で最も 大きな下落となった。時価総額で約1050億スイスフランが吹き飛んだ。 FTSEユーロファースト300種指数 .FTEU3 は39.02ポイント(2.88% )高の1393.41で取引を終えた。DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は 67.69(2.19%)高の3157.36だった。 スイスフランはこの日、対ユーロで約30%上昇し、同国の輸出産業の競争力が損な われることに不安感が広がった。スイスの時計大手スウォッチ・グループ UHR.VX や高級 時計ブランド「カルティエ」などを傘下に持つスイスの持株会社リシュモン CFR.VX 、同 国のセメント大手ホルシム HOLN.VX は11%から16%の値下がりとなった。 ドイツのクセトラDAX指数 .GDAXI は2.20%、フランスのCAC40指数<.FC HI>は2.37%の上昇だった。