[6日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比) FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6853.44(‐12.49) 前営業日終値 6865.93(+5.91)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 10846.39(‐59.02) 前営業日終値 10905.41(‐5.91)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 4691.03(‐12.27) 前営業日終値 4703.30(+7.00)
<ロンドン株式市場> FT100種総合株価指数 .FTSE が反落し、12.49ポ イント (0.18%)安の6853.44で取引を終えた。金価格の下落で鉱山株が売 られ、全体水準を押し下げた。この日の相場は下落したものの、依然として約5カ月ぶり の高値圏で推移している。 朝方発表された1月の米雇用統計が底堅かったことで、米国が今年半ばまでに利上げ するとの見方が広がり、金 XAU= の売りが集中した。金は利子がつかないため、米金利が 上昇した場合、債券などと比べて投資対象として見劣りする。これを受け、金鉱大手のラ ンドゴールド ・リソーシス RRS.L と金・銀生産のフレスニロ FRES.L はそれぞれ4%超 の値下がりとなった。 中型株で構成するFTSE250 .FTMC では、食品材料のテート・アンド・ライル< TATE.L>が13.7%下落した。通期の利益見通しを引き下げたことが嫌気された。
<欧州株式市場> FTSEユーロファースト300種が続伸して取引を終えた。米 雇用統計が底堅かったことで市場心理が好転した。 FTSEユーロファースト300種指数 .FTEU3 は一時、約7年ぶりの高値となる1 492.66をつけた後、3.03ポイント(0.20%)高の1490.84で取引を 終えた。 一方、DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は10.80(0.32%)安 の3398.16で引けた。 1月の米雇用統計は、非農業部門の新規就業者数の伸びが25万7000人と市場予 想の23万4000人を上回った。時間当たりの賃金が大きく持ち直したほか、昨年11 月と12月の数字も上方修正され、計14万7000人増えた。 フランスに拠点を置く通信機器メーカー大手、アルカテル・ルーセント ALUA.PA は 3.5%上昇した。同社は6期連続で粗利益が改善しており、今年もコスト削減で利益率 を伸ばすとしたことが好感された。 スウェーデンの計測システム企業ヘクサゴン HEXAb.ST は、収益が市場予想を上回っ たほか、売上げの伸び率が改善し、株価が7.2%上昇した。 この日上場したスイスの通信会社サンライズ SRCG.S は、68スイスフランの公開価 格から11.8%上昇して取引を終えた。 一方、ギリシャの銀行株は売られた。新政権と債権者との債務交渉が難航する中、ア ルファ銀行 ACBr.AT やピレウス銀行 BOPr.AT 、ギリシャ・ナショナル銀行(NBG)