[東京 8日 ロイター] - 10日投開票の第26回参院選は、125議席(改選124、非改選の欠員補充1)を与野党が奪い合う。自民、公明の与党は参院全体(248議席)の過半数(125議席)維持を勝敗ラインに掲げている。
勝敗ラインや注目の数字、各党の現有議席数は以下の通り。
・非改選と合計で与党過半数、55議席が必要
非改選議席で与党は70議席(自民56、公明14)を確保しており、参院の過半数125議席を確保するには与党は今回55議席確保が必要。現有議席69(自民55、公明14)と比べ14議席減少しても達成可能。
このため、二階敏博元自民党幹事長は3月のBSテレ東番組で「過半数では不十分」と述べていた。
支持基盤が安定している公明党が改選14議席を維持できると仮定すると、自民単独では41議席の確保が必要。
・改選過半数、与党63議席
岸田文雄首相が盤石な政権基盤を確保するには、改選議席の過半数の63議席が必要との見方が多い。現有69議席より6議席少ない。公明が改選14議席を維持すると仮定すれば自民党単独では49議席で達成可能。
・改憲発議に必要な3分の2議席確保、「自公維国」で82議席
憲法改正に前向きな姿勢を示している与党と維新と国民民主を加えた改憲勢力が、憲法改正の発議に必要な3分の2(166議席)の維持には82議席必要。
・ 各党の現有議席
改選 非改選 計
自民 55 56 111
立民 23 22 45
公明 14 14 28
維新 6 9 15
国民 7 5 12
共産 6 7 13
れいわ 0 2 2
社民 1 0 1
N党 0 1 1
無 8 7 15