[ワシントン 14日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のライス報道官は14日、中国は新型コロナウイルス感染拡大抑制に向けたロックダウン(都市封鎖)措置に起因する景気減速に対応するために、追加的な財政・金融政策を通した支援が必要になるとの考えを示した。
ライス報道官は記者会見で「中国が今年、拡張的な財政政策に移行したことを歓迎する」としながらも、「現在見られている成長鈍化に対応するために一段の支援が必要になる」と指摘。
「脆弱な家計に焦点が当てられれば、財政政策による支援は効果をもたらす」としたほか、コアインフレ率が低水準にあることを踏まえると、中国人民銀行(中央銀行)は金融政策を通した支援を継続する必要があると考えていると述べた。