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日経平均は99円高でスタート、リクルートHDや富士電機などが上昇

発行済 2022-07-29 09:36
更新済 2022-07-29 09:45
© Reuters.
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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27915.22;+99.74TOPIX;1950.86;+2.01


[寄り付き概況]

 29日の日経平均は99.74円高の27915.22円と3日続伸して取引を開始した。
前日28日の米国株式市場は続伸。
ダウ平均は332.04ドル高の32529.63ドル、ナスダックは130.17ポイント高の12162.59で取引を終了した。
4−6月期国内総生産(GDP)が1−3月期に続き2四半期連続マイナス成長となったため景気後退を警戒した売りに寄り付き後、下落。
同時に、景気減速により、急速で大幅な利上げが回避できるとの期待に金利低下に伴い買戻しも目立ち、上昇に転じた。
下院が半導体業界支援法案を可決したほか、政府の環境問題支援策を巡る進展などが好感され、引けにかけて上げ幅を拡大した。


 今日の東京株式市場は買いが先行した。
昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。
また、4-6月期決算発表が増えており、好業績銘柄への物色意欲が継続し、株価支援要因となった。
一方、外為市場で1ドル=134円40銭台と昨日15時頃に比べ1円ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの株価の重しとなった。
また、国内の新型コロナ新規感染者数が連日で過去最多となり、経済活動の本格再開の足かせになることが懸念されたが、寄付き段階では買いが優勢だった。
なお、取引開始前に発表された6月の完全失業率(季節調整値)は2.6%
で前月と同率だった。
QUICKがまとめた市場予想の中央値は2.5%だった。
6月の有効求人倍率(季節調整値)は1.27倍で前月から0.03ポイント上昇した。
QUICKがまとめた市場予想の中央値は1.25倍だった。
同じく取引開始前に発表された7月の東京都区部消費者物価指数(CPI・中旬速報値)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比2.3%上昇した。
QUICKがまとめた市場予想の中央値は同2.2%上昇だった。
また、6月の鉱工業生産指数(季節調整済み)速報値は前月比8.9%上昇だった。
QUICKがまとめた民間予測の中央値は同3.8%上昇だった。
今日はエアークローゼット (TYO:9557)が東証グロースに上場した。


 セクター別では、サービス業、鉱業、輸送用機器、金属製品、小売業などが値上がり率上位、電気・ガス業、保険業、銀行業、鉄鋼、医薬品などが値下がり率上位に並んでいる。
東証プライムの売買代金上位では、リクルートHD (TYO:6098)、アドバンテスト<
6857>、富士電機 (TYO:6504)、OLC (TYO:4661)、資生堂 (TYO:4911)、エムスリー (TYO:2413)、ベイカレント (TYO:6532)、商船三井 (TYO:9104)、楽天グループ (TYO:4755)、オリックス (TYO:8591)、ソニーG (TYO:6758)、レノバ (TYO:9519)、ソフトバンクG (TYO:9984)、ダイキン (TYO:6367)などが上昇。
他方、ニコン
(TYO:7731)、日立建機 (TYO:6305)、東邦チタニウム (TYO:5727)、村田製 (TYO:6981)、日産自 (TYO:7201)、三菱自 (TYO:7211)、アステラス薬 (TYO:4503)、TDK (TYO:6762)、パナHD (TYO:6752)、キーエンス (TYO:6861)、武田薬 (TYO:4502)、マキタ (TYO:6586)、富士通 (TYO:6702)などが下落している。


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