[オスロ 23日 ロイター] - ノルウェーのオースラン石油・エネルギー相は23日、ロイターのインタビューに応じ、同国は「現在の天然ガス生産量を2030年まで維持できる」と述べ、それを可能にする開発・生産プロジェクトが現在複数あるだけでなく、これからの計画もあると表明した。
5月発表の政府予測によると、今年の天然ガス生産量は前年比8%増の約1220億立方メートルと、5年前の記録を上回る可能性がある。
リフィニティブ・アイコンのデータによると、ロシアが現在、天然ガス輸出を削減していることで、ノルウェーは欧州最大の天然ガス供給国に浮上している。
オースラン氏は自国産天然ガスへの欧州の長期需要に自信を深めているとも語った。理由として、欧州連合(EU)加盟国だけでなく欧州の非加盟国も加わったノルウェー産天然ガス輸入強化の6月の契約を挙げた。