[パリ/ロンドン 21日 ロイター] - フランスの複合企業シュナイダー・エレクトリックは英ソフトウエア大手アヴィバの完全子会社化を進めると発表した。企業価値を約94億8000万ポンド(約108億ドル)とし、残りの株式を1株当たり31ポンドで買収する。
シュナイダーが完全子会社化の意向を示す前の8月23日の終値(21.92ポンド)に約41%上乗せした。
ロンドン市場序盤の取引でアヴィバは2.2%高、シュナイダーは1%安となった。
シュナイダーは既にアヴィバ株の60%近くを保有している。
シュナイダーは、アヴィバのソフトはシュナイダーのハードがなくても動き、アヴィバの従業員はシュナイダーのチームに統合されないとしている。
ジェフリーズは「サービスとしてのソフトウエア(SAAS)」事業の推進やコスト効率化で効果が見込めるとした。しかし「評価額が高く、なぜハードの統合をもっと追求しないのかについての答えが必要だ」と指摘した。