[ブラジリア 12日 ロイター] - 10月30日のブラジル大統領選で敗北を認めていないボルソナロ大統領の支持者が12日、首都ブラジリアの連邦警察本部への侵入を試みた。
ボルソナロ氏らの調査を主導してきた最高裁判事が同日、反民主的行為で同氏の支持者の身柄を一時拘束するよう命じたことがきっかけ。
テレビ映像などによると、支持者は車に火をつけ、爆発音やゴム弾と見られる発射音が鳴り響いた。がれきを投げながら現場から走り去る支持者やバスを橋から落とそうとする支持者の姿も見られた。
ブラジルの連邦選挙裁判所はこの日、大統領選でのルラ元大統領の勝利を認定。ボルソナロ氏は電子投票システムに問題があったとして、まだ敗北を認めていないが、権限移譲は阻止していない。