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日経平均は50円高でスタート、大阪チタやメルカリなどが上昇

発行済 2022-12-14 09:34
更新済 2022-12-14 09:45
© Reuters.
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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28005.03;+50.18TOPIX;1966.50;+0.82


[寄り付き概況]

 14日の日経平均は50.18円高の28005.03円と続伸して取引を開始した。
前日13日の米国株式市場は続伸。
ダウ平均は103.60ドル高の34108.64ドル、ナスダックは113.08ポイント高の11256.81で取引を終了した。
11月消費者物価指数(CPI)が予想以上に伸びが鈍化したため、金利ピークの思惑が強まり買いが加速し、寄り付き後、大幅高。
その後、景気後退への警戒感や、連邦準備制度理事会(FRB)の過剰な利上げを警戒した根強い売りに押され失速し、ダウは一時下落に転じた。
終盤にかけて押し目買いが強まり、プラス圏を回復して取引を終えた。


 今日の東京株式市場は買いが先行した。
昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。
一方、昨日の米株式市場でダウ平均が取引開始後に700ドルを超す上げとなった後は伸び悩み、一時下げに転じるなど上値が重かったことが投資家心理をやや委縮させた。
また外為市場で外為市場で1ドル=135円50銭台と昨日15時頃に比べ2円ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの株価の重しとなったが、寄付き段階では買いが優勢だった。
なお、取引開始前に発表された日銀短観(12月調査)で、大企業製造業の業況判断DIはプラス7と前回9月調査のプラス8から悪化した。
QUICKがまとめた民間予測の中央値はプラス6だった。
3月までの先行きはプラス6(今回差マイナス1)となった。
同じく取引開始前に発表された10月の機械受注統計は、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)が前月比5.4%増だった。
QUICKがまとめた民間予測の中央値は2.6%増だった。
今日は、大栄環境 (TYO:9336)が東証プライムに、スカイマーク (TYO:9204)が東証グロースにそれぞれ上場した。


 セクター別では、鉱業、サービス業、精密機器、繊維製品、化学などが値上がり率上位、保険業、ゴム製品、空運業、電気・ガス業、銀行業などが値下がり率上位に並んでいる。
東証プライムの売買代金上位では、大阪チタ (TYO:5726)、メルカリ (TYO:4385)、HOYA (TYO:7741)、信越化 (TYO:4063)、NRI (TYO:4307)、INPEX (TYO:1605)、レーザーテック (TYO:6920)、東エレク (TYO:8035)、アドバンテスト (TYO:6857)、資生堂 (TYO:4911)、ダイキン (TYO:6367)、富士フイルム (TYO:4901)、ソニーG (TYO:6758)などが上昇。
他方、三菱自 (TYO:7211)、バンナムHD (TYO:7832)、三菱重 (TYO:7011)、コマツ (TYO:6301)、川崎汽船 (TYO:9107)、第一生命HD (TYO:8750)、東京海上 (TYO:8766)、三菱UFJ (TYO:8306)、JT (TYO:2914)、日本製鉄 (TYO:5401)、オリンパス (TYO:7733)、トヨタ (TYO:7203)などが下落している。


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