[シカゴ 14日 ロイター] - 米デルタ航空は14日、第4・四半期の利益予想を上方修正し、2023年についても楽観的な見通しを示した。景気懸念が高まっているものの、強い旅行需要を見込んだ。
23年の調整後1株利益は5─6ドルと、22年見込みの3.07─3.12ドルからほぼ倍増すると予想。金融情報会社リフィニティブがまとめたアナリストの予想は23年が4.80ドル、22年が2.89ドル。株価はこの日の米市場通常取引で2.8%上昇した。
エド・バスティアン最高経営責任者(CEO)はアナリストとの会合で、来年は消費者が旅行に300億ドルを費やすと推定され、そうした需要がすぐに衰える見込みはないとの見解を示した。
23年の売上高は前年比15─20%増を見込んでおり、20億ドル以上のフリーキャッシュフローを生み出して、さらなる債務削減が可能になるという。
第4・四半期の調整後1株利益見通しは10月時点の1.00─1.25ドルから、1.35─1.40ドルに上方修正した。