日経平均は6日ぶり反発。
22日の米株式市場でダウ平均は526.74ドル高と大幅続伸。
ナイキとフェデックスの決算や12月CB消費者信頼感指数が市場予想を上回ったことが投資家心理を改善させた。
ナスダック総合指数は+1.53%と大幅続伸。
米国株高や為替の円高進行の一服を受けて、日経平均は164.71円高からスタート。
一方、日銀のさらなる政策変更や一段の円高進行に対する警戒感から上値では戻り待ちの売りに押され、日経平均は寄り付き直後からは伸び悩む展開となった。
時間外取引のナスダック100先物の上昇や香港ハンセン指数の大幅高を支援要因に下落に転じることはなかったが、膠着感の強い展開が続いた。
大引けの日経平均は前日比120.15円高の26507.87円となった。
東証プライム市場の売買高は11億5083万株、売買代金は2兆5626億円だった。
セクターでは不動産、海運、鉱業を筆頭にほぼ全面高。
一方、保険のみが下落となった。
東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の78%、対して値下がり銘柄は18%だった。
個別では、追加株主還元を示唆する社長インタビューが伝わってから、川崎汽船 (TYO:)が大幅に3日続伸となり、郵船 (TYO:)、商船三井 (TYO:)も高い。
円高進行の一服により、トヨタ自 (TYO:)、ホンダ (TYO:)、日産自 (TYO:)などが大幅に反発。
日銀金融政策決定会合のサプライズ政策修正から大きく売られていた不動産も反発し、三井不動産 (TYO:)、三菱地所 (TYO:)、住友不動産 (TYO:)が大幅高。
連日上昇していた銀行株は一時下落していたが、押し目買いでプラス圏に浮上し、三菱UFJ (TYO:)、三井住友 (TYO:)、りそなHD (TYO:)は大幅続伸。
原油市況の上昇を受けINPEX (TYO:)なども買われた。
また、11月訪日外国人旅行者数の拡大を好感し、ソースネクスト (TYO:)が急伸。
米メルク子会社との間で共同研究開発およびライセンス契約を締結したペプチドリーム<
4587>は大幅に上昇。
KDDI (TYO:)は国内証券のレーティング格上げが、昭和電線HD (TYO:)は国内証券の新規買い推奨がそれぞれ好感された。
株式公開買い付け(TOB)を材料にタツタ電線 (TYO:)、日鉄物産 (TYO:)はストップ高比例配分となった。
一方、東京海上HD (TYO:)、第一生命HD (TYO:)は騰勢一服で反落。
米半導体メモリ大手のマイクロン・テクノロジーの決算が低調だったことでレーザーテック (TYO:)、東エレク (TYO:)、アドバンテスト (TYO:)などが下落。
グロース株でも冴えないものが多く、エムスリー (TYO:)、ソフトバンクG (TYO:)が下落したほか、サイボウズ (TYO:)が急落。
ほか、Sansan (TYO:)、ラクスル (TYO:)、ネットプロHD (TYO:)、JMDC (TYO:)などグロース株の代表格の多くが東証プライム市場の値下がり率上位に入った。
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