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日経平均は続落。
7日の米株式市場でダウ平均は265.67ドル高と反発。
米連邦準備制度理事会(FRB)高官がタカ派色と強めたことで売りが先行も、パウエル議長がディスインフレの初期段階にあるとの見解を改めて示すと、安心感から上昇に転換。
議長の利上げ長期化を示唆する発言により一時荒い展開も見られたが、年内に利上げ終了の軌道は変わらないとの見方から、終盤にかけて上げ幅を拡大した。
ナスダック総合指数は+1.90%と3日ぶり反発。
日経平均は5.27円高からスタートも、為替の円高進行や指数寄与度上位銘柄の決算を受けた急落が重しとなり、すぐに下落に転じると、一時27458.53円(226.94円安)まで下げ幅を拡大。
一方、27500円割れでは押し目買いも入り、その後は大引けまで緩やかに下げ幅を縮める展開が続いた。
大引けの日経平均は前日比79.01円安の27606.46円となった。
東証プライム市場の売買高は10億9500万株、売買代金は2兆7877億円だった。
セクターではその他製品、鉄鋼、繊維製品が下落率上位となった一方、医薬品、石油・石炭製品、サービスが上昇率上位となった。
東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の41%、対して値上がり銘柄は54%だった。
個別では、大幅な赤字決算のソフトバンクG (TYO:)、業績予想の下方修正と減配を発表した任天堂 (TYO:)がそれぞれ大きく下落。
サプライズに乏しい決算から失望感が先行した大阪チタ (TYO:)や、業績予想を下方修正したシャープ (TYO:)も急落。
太陽誘電 (TYO:)は想定超の業績悪化を受けて大幅安。
前日の決算を嫌気した売りが続いた三菱重工 (TYO:)は大幅続落となり、IHI (TYO:)、ジェイリース (TYO:)は好決算ながらも出尽くし感が先行し下落。
ほか、横河電機 (TYO:)、丸井G (TYO:)などが決算を材料に大幅に下落。
シュッピン (TYO:)は業績・配当予想の下方修正で急落し、東証プライム市場の値下がり率トップとなった。
一方、米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の大幅高を受けレーザーテック (TYO:)、アドバンテスト (TYO:)、ディスコ (TYO:)などが大きく上昇。
エーザイ (TYO:)、武田薬 (TYO:)、第一三共 (TYO:)など医薬品も総じて高い。
三菱UFJ (TYO:)、三井住友 (TYO:)、みずほFG (TYO:)、りそなHD (TYO:)の銀行は続伸。
石油資源開発 (TYO:)、コスモエネHD (TYO:)、三井物産 (TYO:)、住友商事 (TYO:)など資源関連の一角も堅調。
メルカリ<
4385>は決算が評価されて大幅に上昇。
前期業績上振れのスミダコーポ (TYO:)や、好決算を材料に山田コンサル (TYO:)、じげん (TYO:)が急伸。
ほか、決算を受けてフューチャー (TYO:)、グローリー (TYO:)、ジャパンエレベーター (TYO:)、協和キリン (TYO:)、ゴールドウイン (TYO:)などが大幅高となった。
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