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注目されていたギリシャへの金融支援について、ユーロ圏の首脳は緊急の会議を開き、支援の条件となるギリシャの構造改革案についてさらに協議が必要だという認識で一致し、今週中に合意を目指すことになった。
合意は成立していないが、最新のギリシャの提案は初めて現実的な提案との評価もあり、進展期待が欧米市場の上昇につながっている。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円高の20505円となり、これにさや寄せする格好になりそうだ。
もっとも、前日の上昇でギリシャ進展への期待は先取りしていた面もあり、戻り売りも出やすいところである。
また、24日にユーロ圏財務相会議を開くなどして今週中に合意を目指す方針であるが、これを見極めたいとするムードもある。
その他、先週、大幅な下げとなった中国市場の動向が注目される。
22日が端午節で休場となっていたため、連休明けとなるが、リバウンドをみせられれば、安心感につながると考えられる。
物色としては、政府の成長戦略「日本再興戦略」の素案が伝えられており、ロボットやビッグデータなどの関連するテーマ株への物色が強まりそうだ。
また、株主総会シーズンとなるなか、本日はシャープ (TOKYO:6753)、ソニー (TOKYO:6758)、みずほ (TOKYO:8411)、日産自 (TOKYO:7201)、日本郵船 (TOKYO:9101)、商船三井 (TOKYO:9104)、JR東 (TOKYO:9020)、西武ホールディ (TOKYO:9024)などが予定されている。
企業の変化に期待した流れも注目される。