(内容を追加しました) [上海 23日 ロイター] - 上海総合指数 .SSEC 前営業日比 売買代金概算 前場終値 4369.1590 109.2053安 4008.2億元(上海A株) 寄り付き 4471.6130 6.7513安 前営業日終値 4478.3643 306.9917安 6839.1億元(上海A株)
ハンセン指数 .HSI 前場終値 27174.36 93.51高 720.5億香港ドル 寄り付き 27126.47 45.62高 前営業日終値 27080.85 320.32高 905.8億香港ドル 休場明け23日の中国株式市場は下落して前場の取引を終えた。「強気相場は終わっ ていない」との報道が多く出ているにもかかわらず、投資家らはレバレッジ解消の動きを みせている。 上海総合指数 .SSEC は109.2053ポイント(2.44%)安の4369.1 590で前場を終了。 大型株中心で深セン上場銘柄を含む滬深300指数 .CSI300 は65.539ポイン ト(1.41%)安の4571.513。
22日は端午節のため休場だったが、センチメントは大幅な調整が入った前週に引き 続き弱い状態。新規株式公開(IPO)による流動性の枯渇懸念も強まっている。 華泰証券のアナリスト、Zhou Lin氏は、相場の下落で追い証のための売りが出ている と指摘。「高レバレッジで取引を行っていた投資家の多くが、価格無視での売りを迫られ ている」と述べ、「規制当局がレバレッジを低下させようとしていることは明白であり、 相場が早期に上昇基調へと戻るとは考えにくい」との見方を示した。 政府のデレバレッジ施策は効果を上げており、前週末19日時点での上海市場のマー ジン・デット(証拠金債務)残高は1兆4800億元(2384億ドル)と1カ月ぶりの 低水準となった。 さらに、最近の指標が国内経済の改善を示す内容となっていることから、政府が金融 緩和政策を縮小するのではないかとの懸念も出ている。
香港市場は続伸。ギリシャと債権団の支援協議が土壇場で合意に達するのではないか との期待が高まり、世界の市場が堅調となっていることが支援材料。 ハンセン指数 .HSI は93.51ポイント(0.35%)高の2万7174.36。 ハンセン中国企業株指数(H株指数) .HSCE は135.50ポイント(1.01% )高の1万3519.18。