ギリシャ政府と国際債権団とのチキンレースは、30日の期限に向けて粛々と進行しており、明日27日には緊急ユーロ圏財務相会合が開催される。 メルケル独首相は「土曜日のユーロ圏財務相会合がギリシャにとって決定的となる」と最後の警鐘を鳴らしている。
著名な経済学者であるバルファキス・ギリシャ財務相は、ゲーム理論に関する著作もあり、「チキンレース」での戦術「狂気を装え」に忠実に従っている。
土曜日のサプライズとしては、ボルカー第12代FRB議長が引き金を引いた「サタデーナイト・スペシャル」がトラウマとして残っているが、明日土曜日にサタデーナイト・スペシャルの引き金を引くのは、ショイブレ独財務相かバルファキス・ギリシャ財務相か、あるいは、ロシアから虎視眈々とギリシャ取りを目論んでいるプーチン・ロシア大統領からもしれない。