[パリ 21日 ロイター] - 4月のフランス企業の景況感は改善した。製造業が低迷するものの、サービス業の業況改善が進んだ。
S&Pグローバルが21日発表した4月のHCOBサービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値は56.3で、3月の53.9から上昇し、市場予想の53.4を上回った。
製造業PMIは45.5。市場予想(47.8)に反し3月の47.3から低下した。
サービス業と製造業を合わせた総合PMIは52.7から53.8に上昇した。市場予想は変わらずの52.7だった。
ハンブルク商業銀行(HCOB)のエコノミスト、ノルマン・リープケ氏は、年金改革への抗議デモが製造業に打撃を与えたものの、サービス業には影響しなかったと指摘。「第2・四半期のフランス経済は、約80%を占めるサービス部門の景況感が2022年5月以来の良好な水準となり、良いスタートを切った」と述べた。