[1日 ロイター] - 米デル・テクノロジーズが1日に発表した第1・四半期決算は売上高と利益が市場予想を上回った。コスト管理が改善した。
チャック・ウィッテン共同最高執行責任者(COO)は「価格規律を維持し、営業費用を削減したほか、他社に先駆けて正常化した当社のサプライチェーンの好調が続いた」と述べた。
総営業費用は6%減の35億7000万ドルとなった。
ただ、第2・四半期の売上高見通しが市場予想を下回ったほか、IT(情報技術)関連支出への企業の慎重姿勢が続くと見込んでおり、完全な需要回復には時間がかかりそうだ。
第1・四半期の売上高は20%減の209億2000万ドル。リフィニティブがまとめたアナリスト予想は202億7000万ドルだった。
消費者および企業向けパソコン事業を含むクライアント・ソリューション部門の売上高は23%減。サーバーやストレージデバイス、ネットワークハードウエアを含むインフラストラクチャーソリューション部門の売上高は18%減となった。
一時項目を除く1株利益は1.31ドル。市場予想は0.86ドルだった。
第2・四半期の売上高は202億─212億ドルの見通し。市場予想は中間値が212億ドル。