[日本インタビュ新聞社] - ■底流には東証が上場銘柄に要請しているPBR向上策が
出光興産<5019>(東証プライム)は9月1日、再び上値を追って始まり、取引開始後は3141.0円(46.0円高)まで上げて約3週間ぶりに戻り高値を更新している。NY原油先物が米国31日に6日続伸し1バレル83ドル台に乗ってきたことや、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価を300円引き上げて4010円に見直したと28日に伝えられたこと、などが買い材料視されているほか、食品ロス改善事業のクラダシ<5884>(東証グロース)との提携を24日に発表したことなど、非石油事業での展開も注目要因になっている。
さらに、底流には東証が上場銘柄に要請しているPBR向上策があると意識されている。株価水準はまだPBR(株価純資産倍率)0.5倍台のため、PBR向上策の面からも、さらなる株式価値向上に向けた措置が打ち出される期待が強いようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)