Xie Yu Kevin Huang Li Gu
[香港/北京 2日 ロイター] - 経営危機に陥っている中国不動産開発大手、碧桂園(カントリー・ガーデン)が、人民元建て債の返済延長の承認を債権者から得たことが分かった。事情に詳しい関係者2人が2日、明らかにした。
同社は、償還期限を迎える39億元(約5億4000万ドル)の債務の返済延長を求め、今後3年間で返していく案を提示していた。債権者らは1日夜、延長を認めるかどうか投票を行った。
債務不履行(デフォルト)回避へ時間を稼いだ形で、金融市場にひとまず安堵感が広がりそうだ。不動産業界の支援策を打ち出した中国政府にとっても追い風となる。
ロイターは碧桂園にコメントを求めたが、現時点で回答を得られていない。
碧桂園は来週、8月に履行できなかったドル建て債2本の利払い(総額2250万ドル)の支払い期限も迎える。