*07:39JST NYの視点:米8月CPIの上向きサプライズに警戒感
原油価格が再び上昇基調にある。
石油輸出国機構(OPEC)プラスが価格安定を目指し減産方針で、NY原油先物は89.37ドルまで上昇し、年初来高値を更新。
最近のインフレの鈍化は原油価格の上昇が一段落したことが主要因とされているが、原油価格が再び上昇した場合、インフレが再び加速する可能性もある。
また、同時に、消費者のインフレ期待値も引上げ、FRBの利上げが長引く可能性もある。
米国の8月生産者物価指数(CPI)は前年比+3.6%と、2カ月連続で伸びが拡大し、5月来で最大となると予想されている。
一方で、FRBが重要視している変動の激しい食品、エネルギーを除いたコアCPIは前年比+4.3%と、4カ月連増の伸び鈍化で、21年10月来で最低の伸びにとどまる見込み。
CPIには上方サプライズの可能性が指摘されている。
コアでは、8月にピークに達した人気アーティストの全国ツアーの影響で、ホテル代などの上昇が指摘されている。
また、総合インフレでは、テキサス州での電気代73%近くの高騰が影響した可能性が指摘された。
万が一、CPIが上方サプライズとなった場合は、利上げ観測が強まり金利上昇に伴うドル買いに拍車がかかると見られる。
石油輸出国機構(OPEC)プラスが価格安定を目指し減産方針で、NY原油先物は89.37ドルまで上昇し、年初来高値を更新。
最近のインフレの鈍化は原油価格の上昇が一段落したことが主要因とされているが、原油価格が再び上昇した場合、インフレが再び加速する可能性もある。
また、同時に、消費者のインフレ期待値も引上げ、FRBの利上げが長引く可能性もある。
米国の8月生産者物価指数(CPI)は前年比+3.6%と、2カ月連続で伸びが拡大し、5月来で最大となると予想されている。
一方で、FRBが重要視している変動の激しい食品、エネルギーを除いたコアCPIは前年比+4.3%と、4カ月連増の伸び鈍化で、21年10月来で最低の伸びにとどまる見込み。
CPIには上方サプライズの可能性が指摘されている。
コアでは、8月にピークに達した人気アーティストの全国ツアーの影響で、ホテル代などの上昇が指摘されている。
また、総合インフレでは、テキサス州での電気代73%近くの高騰が影響した可能性が指摘された。
万が一、CPIが上方サプライズとなった場合は、利上げ観測が強まり金利上昇に伴うドル買いに拍車がかかると見られる。