[香港 13日 ロイター] - 中国不動産開発大手の碧桂園(カントリー・ガーデン)が新たにオンショア債1本の償還を3年間延長することについて債権者から承認を得たと、事情に詳しい関係筋2人が明らかにした。
債権者は11日、オンショア債8本(108億元=14億8000万ドル相当)の償還3年延長案を巡り投票。ロイターは12日、このうち6本の延長が承認されたと伝えていた。
残る1本の投票結果は不明。
碧桂園はコメント要請に応じていない。
同社の株価は13日の香港市場で一時14%上昇した。
ANZのシニア・クレジット・ストラテジスト、ティン・メン氏は「中国政府が不動産規制を緩和する中、投資家は今後、碧桂園の売り上げがどこまで急速に回復するかに注目するだろう」と指摘。
「碧桂園は近く海外債権者とも償還延長に関する同様の交渉を始めるだろう。現在の手元資金では利払いは厳しい」と述べた。