Renju Jose Lewis Jackson
[シドニー 18日 ロイター] - 米石油大手シェブロンは18日、同社がオーストラリア西部で操業する液化天然ガス(LNG)施設「ウィートストーン」について、全面的に生産を再開したと明らかにした。この施設では先週、設備障害で生産が約5分の1減少していた。
ウィートストーンと隣接するLNG施設「ゴーゴン」は合わせて世界の供給量の5%超を占める。シェブロンは予定している出荷分について、設備障害とストの影響を受けていないと説明。LSEGアイコンの出荷データでも、ウィートストーンからの輸出に影響はないとしている。
シェブロンの広報担当者は電子メールの声明で、「設備障害に見舞われていた間は、通常の稼働率の約80%でLNGを生産し、船舶への荷積みも継続して行っていた」と強調。「LNG引き渡しの予定分に変更はなく、国内のガス施設と供給への影響はない」と語った。
ウィートストーンでのストは今月末まで決行される予定だが、2労組で構成するオフショア・アライアンスは16日、スト延長の意向を示していた。 シェブロンは18日、オフショア・アライアンスから10月14日までストを続けるとの通知を受けたと明らかにした。