[モスクワ 17日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は17日、北京でモンゴルのフレルスフ大統領と会談し、同国経由でロシア産天然ガスを中国に輸送するパイプライン「シベリアの力2」事業は「順調に」進むと力説した。
両氏は中国主導の巨大経済圏構想「一帯一路」の国際協力サミットフォーラムに参加するため、北京を訪問中。ロシアは西側諸国による経済制裁を受け、米国に次ぐ世界第2の石油消費国である中国へのエネルギー供給を拡大している。
ロシアは既にパイプライン「シベリアの力」を通じて中国にガスを供給している。「シベリアの力2」の新設で、年間500億立方メートルに上る大口契約の締結を目指している。
ただ、ガス取引価格といった重要な項目で折り合いがつかず交渉は難航、長期化している。 ロシア政府は、今回のプーチン氏の訪中や中国の習近平国家主席との会談で契約がまとまるとは考えていないとしている。
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