Mayu Sakoda
[東京 26日 ロイター] - 川崎重工業は26日、米航空防衛大手RTX(旧レイセオン・テクノロジーズ)傘下のプラット・アンド・ホイットニー(P&W)のエンジン不具合を巡り、国際共同開発を行う参画プログラムメンバーとして、約580億円の損失を2024年3月期第2・四半期に計上すると発表した。
9月に民間航空エンジンの国際共同事業体IAEが公表した損失見込み額である約70億米ドルに対し、川崎重工業のプログラム参画シェア5.8%を乗じて算出した。
RTXは9月、P&Wが手掛ける「ギアード・ターボファン(GTF)」エンジンについて、エアバスの旅客機「A320ネオ」に搭載されている600─700基を今後3年で回収・検査する必要があると明らかにした。