[17日 ロイター] - S&Pグローバルは17日、南アフリカの外貨建て格付け「BB─/B」と自国通貨建て格付け「BB/B」を据え置いた。
厚みのある国内市場、譲許的融資、積極的な取引が行われている通貨へのアクセスが支援要因になるとしている。
外貨建て、自国通貨建て格付けの見通しも「安定的」で維持した。
S&Pは3月に南アの格付け見通しを「ポジティブ」から「安定的」に引き下げた。インフラの制約や深刻な電力危機が理由。5月は格付けと格付け見通しの変更を見送っていた。
世界銀行は10月、南アの電力部門改革を支援するため10億ドルの融資を行うと発表。
S&Pは、民間部門の発電に対する制限の解除で2025年以降、電力不足が緩和すると予想している。